デビット・アイク

第9章 呪縛牢獄からの さわやかな開放

 自分自身の現実を生み出し、自分の運命を決定していくことは、核心においてはごく簡単な方法だ。要約すれば「与えた物は戻ってくる」ということになる

 われわれの心や感情は、様々な波長を持った数々の周波数と共鳴していて、どの周波数に同調するかは、われわれがどう考え、感じるかによって違ってくる。

 これは意識される自己だけでなく、潜在意識にも当てはまる。潜在意識は、自分で扱いたくない思考や心の持ち方や感情を抑圧して放り込んでおく、大きな釜のようなものだ。

 だが、実際には、この根っこの部分からの怒りの振動と共鳴しながら、そのときはその感情を意識化しないということも起こる。

 たとえば、子供の頃に抑圧した怒りがあって、それを持ち続けていると、大人になってもその周波数を発信し続け、しかも本人には怒りを抱いているという意識がない。

 こうなると霊的引力の法則によって、意識・無意識を問わず怒りを抱いた人間が集まってくる。

 精神的・感情的な「雰囲気」というものは、種類を問わず、一連の波形として周囲に発信されていて、それが同じような波形のものを引き付け、人・場所・生き方・経験といった形をとって集まってくる。

 与えたものは、戻ってくるのだ

 人が何かを恐れていれば、必ずその怖がっているものを引き付けてしまう。恐怖のエネルギーが似たようなエネルギーを引き付け、恐れているものが現実の経験となるからだ。

 金がなくなるのを恐れていれば、金のない状態になってしまう。

 孤独や拒絶や攻撃を恐れていては、それがすべて現実のものとなる。

 自分の人生に関して、他人を責めても仕方がない。

 現在の好ましくない現実を作り出しているのがあなた自身だとしたら、それと同じように、あなたが好ましい現実を新たに作り出すことも簡単なことではないか。

 要は、あなた次第なのだ。あなたが、すべての答を持っている。あなたがあなたの宇宙の中心で、その宇宙を自分の望むものに変えていけるのだ。

 このように引用してくると、津留晃一さんの本のようでもありますが、ある意味アイクの一番重要なポイントでもあります。

 これを伝えるために、爬虫類人間・レプタリアンを書いたのであって、逆ではない。

 人は、自分で自分の人生を好ましいものにすることができるのに、イルミナリティの呪縛にかかり、自分から自分をつまらない人間に落としこんでいる。

 世界とは、自分の意識を映し出す鏡に他ならないわけです。

 自分がかわると世界が変わるわけではない、そもそも自分と世界とが等しいのだ。

 対処療法では、プラス思考も効くと思われるが、長くは効果は続くことはない。

 プラス思考するから、自分にとって好ましい世界が生じるのではなく、思考・意識そのものがあなたなのだ。

  あなたの見ている世界こそが、あなたなのですから